取扱業務-相続・後見相続・後見に関する弁護士相談事例をご紹介します。

亡くなった父の預金を知らないうちに姉が、ほぼすべて引き出してしまっていた

相談内容

父が亡くなりました。相続人は、姉と私の2人のみです。
父は倒れて入院し、意識が回復しないまま1週間後に病院で亡くなりました。父が亡くなってしばらくした後、遺産分割の話し合いをするために父の通帳の取引履歴を調べたところ、父の入院後から亡くなった後にかけて、預金が繰り返し引き出されており、残高はほぼ0になっていました。
姉は、預金の引き出しは認めましたが、引き出した預金をどうしたのかについての説明もないので、困っています。

結果・回答

お姉さんは、正当な権限なく預金をほぼ全額引き出してしまっているので、あなたは、本来相続できたはずの金額について、お姉さんに返還を求めることができます。
お姉さんが任意に返還しない場合は、不当利得返還請求訴訟ないしは不法行為に基づく損害賠償請求訴訟という方法がありますので、ご相談下さい。

解決のポイント

本来相続できたはずの金額について、返還を求めることができます。